(仮称)みなとみらい21中央地区37街区開発計画が判明しました

こんにちは。

長らく住宅展示場として利用されてきたみなとみらい37街区ですが、ついに開発計画が動き出すようです。

2018年7月に内容更新しました。

37街区開発計画

高さ150mのホテル、オフィス、商業施設からなる複合施設が建設されます。商業施設は1階と2階に設けられます。3階にはカンファレンスルームやコワーキングスペースなどオフィスサポートが配置されます。オフィスは4階から18階となります。ホテルは上層部の20階から28階に配置されます。イメージ図を見るとピアのアリーナに対して歩行者デッキが伸びているように見えます。おそらくそのデッキが建物内を貫通して、横浜美術館に至る導線になるものだと思います。みなとみらい大通側に空間が少ない気がしなくもないのですが、これは横浜美術館側に空間を取っていることのトレードオフなのだと思います。このデッキができると桜木町からデッキ経由でここまで来ることが可能になるでしょう。素晴らしいです。

用地取得の経緯

ヒューリックがみなとみらい中央地区37街区の土地を三菱重工から取得しました。その土地をケネディクスが作った特定目的会社KRF48に譲渡されていたのですが、そのKRF48にパナホームと鹿島が出資していたことがわかりました。出資比率はパナホーム40%、鹿島30%、ケネディクス30%となっています。

プレスリリースには
”両事業パートナーの参画により、本開発の具体化に向けた協業体制が整った”とあるので、これから計画が作られるのでしょう。
出資者がパナホームと鹿島という点が気になります。

鹿島とパナホームによる開発事業

k鹿島は58街区のオフィスビル建設に出資しているため、これで2棟目になります。清水建設は賃貸用にすでに1棟竣工し、もう1棟建設中です。

東京だと客である不動産会社の賃貸ビルが多数あるため、競合となり賃貸ビルの建設がし辛いけど、横浜なら不動産会社の賃貸ビルは少なく建設会社が自社で建ててもあまり競合しないという算段があるのでしょうか?

一方のパナホームですが
IR資料に”国内新設住宅着工の減少を見据えた事業構造の適正化”、”新築請負(低層戸建)偏重から脱却”
とか書いてありますので、その布石なのかもしれません。

開発事業の内容

そして、そのKRF48のプロジェクトの一部が明らかになりました。すでに書いた通りですが、高さ150mのホテル、オフィス、商業施設からなる複合施設を建設するようです。着工は2020年とのことなので、現在の建設ラッシュがひと段落した後での着工となるのでしょう。オフィス建設による就業者数の増加は良いですね。ホテル建設も時流なのでしょう。みなとみらいはホテルが相対的に少ないかもしれません。観光地としては言うに及びませんが、オフィスビルの集積に伴いオフィス街としての色彩も強くなっている昨今、ホテルが増えるのは必然だと思います。羽田空港からのアクセスも良いですしね。
高さ150mというのも良いですね。ここのところみなとみらいで進むビルは100m以下のものがほとんどです。
これは以前は100m以上の建物は環境アセスメントが必要で、その期間で1年くらい完成が遅れてしまうため、それを回避するために
みな100m以下での建設を指向しているのだと思います。
周りが低層建築物だけのところで100mのものを作るのならまあ仕方ないですが、そもそもみなとみらいはランドマークタワーを始めとする高層建築物が多いのですからそこに1つや1つ増えたところで大して変わらないと思うのですが。
普通ならTVの映りが悪くなるとかあるかもしれないのですが、それはアナログTVの時代の話であって、デジタルTVの場合は多少ノイズがあったところでエラー訂正されますし、その手の対策のためにランドマークタワーには電波の中継施設があるため、あんまり関係ないと思うんですがね。

今はこのアセスメントが必要となる高さ制限がみなとみらいに関しては緩和されていて180mまではアセスメントが不要になっています。

この街区の過去のいきさつ

さて、話を本題に戻すと、ここにいは本来は三菱重工横浜ビルと同じビルがもう1本立ってツインタワーを形成するはずでした。しかしそれは実現せず、立つはずのビルは今品川駅前に立っています。その後、長いこと住宅展示場という暫定施設のまま放置されていたのですが、数年前に再度ツインタワー計画が持ち上がりました。

高さ165m、地上32階のなかなかの規模のビルになる予定でした。合弁会社の三菱日立パワーシステムズが入居するために建設が予定されたのですが、三菱と日立で仲たがいして頓挫。
そうこうしているうちに三菱重工の業績が悪化、MRJの大幅遅延と客船事業の大失敗の穴埋めのために資産売却を進め、その一環として三菱重工横浜ビルとその隣の土地をヒューリックに売却しました。
その後ヒューリックはケネディクスに転売して現在はケネディクスが開発を進めるようです。
二転三転した開発計画ですが、二転三転したのは三菱重工なのでケネディクスの計画に期待したいところです。

着工は2020年と少し先なのが気がかりではあります。着工までに景気が悪くなったりすると白紙に戻ったりします。
過去には、セガの大規模開発(現在の資生堂、京急本社、鹿島のオフィスビル、本町小学校のすべてを合わせた街区)、
CSK本社ビル(現在の神奈川大学みなとみらいキャンパス予定地)、Wホテル(現在のマリーンアンドウォーク)、モリモトのオフィスビル(現在のニトリ・BMW・ポルシェが入っている商業施設)等が発表されては消えていきました。
野村ビルも当初予定は150mのビルだったのですが、計画変更で100m以下になりました。横浜三井ビルも当初より低くなりました。
このような過去がありますので、2年先だとどうなるのか不安ではあります。
ただ、今回は主体が事業会社ではなく特定目的会社という形ですが、中身はファンドとパナソニックと鹿島なのでまあ何とかなるのかしらという気もしますがどうなるのでしょうか?

現在37街区にある住宅展示場も、三菱日立パワーシステムズのビルが建つことが決まった後、モデルルームの撤去が始まっていました。空き地も目立ち始めていた頃、新しいモデルルームが建ったりしていたので、不思議に思った記憶があります。

37街区の現状

交差点の奥に1戸建てが見えますが、ここが住宅展示場です。ここに高さ150mのビルが建ちます。右手の三菱重工ビルと同じ高さのビルができることになります。イメージ図からすると三菱重工ビルよりも幅がありそうですね。その分横浜美術館側には空間を設けるのだと思います。

なかなか油断ならない37街区ですが、建設が着工するまで見守りたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。