ハンマーヘッドプロジェクトの説明と建設状況

2019年2月26日に内容更新しました。

みなとみらいの新港地区で建設が予定されている客船ターミナル整備事業の概要と建設状況についてお伝えします。

この整備事業はハンマーヘッドプロジェクトという名前で現在も進行中です。

新港埠頭客船ターミナル整備事業

みなとみらいにある新港埠頭の再整備が行われていますが、地上施設の運営事業者が決まりました。

横浜岡田屋を代表とするグループに決定

横浜市港湾局プレスリリースを読むと、横浜岡田屋を代表企業とする企業グループに決定したようです。 構成企業は次の通りです。

代 表 企 業

株式会社 横浜岡田屋

構 成 企 業

株式会社 小此木 藤木企業 株式会社 川本工業 株式会社 株式会社 T・Yホールディングス 株式会社 横浜グランドインターコンチネンタルホテル 野村不動産 株式会社 京浜港ワッチマン業協同組合

施設概要

敷地面積 約17,400 ㎡
延床面積 約28,600 ㎡
階数 地上5 階
主要施設 CIQ施設: 1階(約4,200 ㎡)
商業施設:1~2階(約4,800 ㎡)
ホテル:3~5階(約9,400 ㎡)
供用時期 2019年春予定

とのことです。

施設について

横浜グランドインターコンチネンタルホテルが名を連ねているので、ホテルの運営はインターコンチネンタルホテルが行うものと思われます。

構成企業のプレスリリースによると
”「FOOD MUSEUM」をコンセプトとし、横浜と縁の深い「食」をテーマに、「見て」・「食べて」・「作って」・「持ち帰る」機能を有した体験・体感型の商業施設を整備します。”

という記述がったのが気になりました。すぐそばにはカップヌードルミュージアムがあり、そこでもカップラーメンの作成体験などができます。食をテーマにした施設が集積するのは集客の面でもよいことだと思います。

ダイヤモンドプリンセスの母港化

イメージ図にはダイヤモンドプリンセスが描かれています。

ダイヤモンドプリンセス

 これを見て2017年1月31日の横浜市のプレスリリースには次のように書かれていたのを思い出しました。

タイトル:
「官民連携による国際クルーズ拠点」を形成する港湾として横浜港が選定されました

内容:
横浜港の「官民連携による国際クルーズ拠点形成計画」の概要について
1 目標とする国際クルーズ拠点の姿
・ラグジュアリーな小型客船から超大型客船まで、あらゆるタイプの客船の受入れとニーズに対応
・日本客船「飛鳥Ⅱ」の母港に加え、外国客船「ダイヤモンド・プリンセス」の日本における母港化
・4隻以上の大型客船の同時受入れが可能なワールドクラスのクルーズポート
・東日本のクルーズ展開の拠点として、オールジャパンでのクルーズ振興を牽引

とあります。このうち2番目の
”外国客船「ダイヤモンド・プリンセス」の日本における母港化”
が気になっていました。このプレスリリースをよく読むと屋根つき通路をカーニバル社が整備することを条件に、カーニバル社が優先的に使用する予定のようです。これは国土交通省の官民連携国際クルーズ拠点制度を適用するためのようです。同制度を用いて郵船クルーズ社も大さん橋にラウンジを整備することで、大さん橋を優先使用するようです。

また、日経の記事でも

”カーニバル社は11万トン級の「ダイヤモンド・プリンセス」の日本での母港、発着拠点として新港ふ頭を使う”

とあったので、母港として使うことは確実のようです。

以上のことから、2019年春以降はこのイメージ図のように新港埠頭にダイヤモンドプリンセスが入港する場面を見ることができそうです。

個人的にはとても楽しみです。やはり横浜には客船が似合います。そのための大さん橋であり、これからできる新港埠頭です。

かつてはにっぽん丸、ぱしふぃっくびいなす、飛鳥Ⅱくらいしか客船がいませんでしたが、
ダイヤモンドプリンセスが日本向けに就航したあたりから、外国籍の客船を見かける機会が増えたように思います。

毎日どこかの埠頭に客船が入港するようになればいいと思っています。客船は華がありますし、絵になります。

新しい完成イメージ

完成イメージが更新されたので貼っておきます。

1枚目は従来からあるイメージと同じアングルですが、2枚目は水上から見たイメージでしょか?海側に低層建築を誘導するというコンセプトに合致して街の奥行き感がよく表れていると思います。

横浜ハンマーヘッドプロジェクトの建設状況

2018年7月16日の建設状況

桟橋についてはだいぶ前から工事が行われていましたが、地上施設の方の工事もついに着工しました。ただ、見る限りではまだ基礎工事に着手したばかりといった感じでしょうか?それよりなかなか姿を現さなかった桟橋が結構な形になってきた方が気になりました。たった1本の桟橋ですが、この1本によって寄港できる船の数が増やせるわけですからやはり重要なのだと思います。

2018年11月17日の建設状況

しばらく見ないうちに建設が進んでいました。

なかなか地上部分の建設が進んでいなかったのでチェックがおろそかになっていましたが、地上部分の建設が始まっていました。左手に見える建設中の建物の高さが、施設の高さの上限のようです。ちょうど5階部分までできています。

これだけ見ると小さい気がしますが、あくまで一部です。右手に見えるハンマーヘッドと呼ばれるクレーンのところまで建物はできるでしょうから、すべてできると相当な規模間になるように思えます。

まあ、客船が発着すると千人単位の人が行き来するので、大きくなるのも当然ですかね。

工事の囲いの前からの撮影です。わかりづらいですね、すみません。

反対側から撮った写真です。

ちょうど水陸両用バスが来たので撮りました。大きさ感がわかるでしょうか?奥に見えるのがハンマーヘッドプロジェクトです。そしてそこにダイヤモンドプリンセスのような大型客船が接岸します。

こうしてみると、やはりかなり大きいプロジェクトのように思います。そしてダイヤモンドプリンセスはそれよりさらに大きいのです。

今年の夏は暑すぎて外出の機会が少なかったので、チェックが遅れてしまいましたが、これからはマメに見に行きたいと思います。

2019年1月3日の状況

地上部分の建設がだいぶ進んできました。

桟橋部分は概ねできているように見えます。本当にこの辺までダイヤモンドプリンセスが来るのでしょうか。もし来るとしたら相当近くで見ることができるようになると思います。こんな近くで大型の局所を見ることができる機会はそんなにないと思いますので完成したら必ず見に行きたいと思います。

離れたところから撮影しました。地上部分の骨格はできつつあるようです。左手にあるクレーンがハンマーヘッドパークの名前の由来にもなっているハンマーヘッドと呼ばれるクレーンです。神奈川新聞によると土木学会推奨の土木遺産に認定されたそうです。関東大震災では新港埠頭の大半が水没したらしいのですが、このクレーンは無事だったそうです。

2019年2月23日の状況

建設現場の前を通りかかったらポスターが更新されていました。

IMG 5529

解説が追加されています。イラストの解像度が上がって建物とか綺麗に描かれています。1階から2階にはしょくをモチーフにした商業施設”eat&terrace”と書いてあります。3階から5回はインターコンチネンタルホテル。施設1回には客船受け入れのための税関、出入国管理、検疫施設とあります。

客船としてダイヤモンドプリンセスが描かれていますが、解説では10万トンクラスの外国船が入港とあります。この桟橋はダイヤモンドプリンセスが優先しようすることになっているので、ダイヤモンドプリンセスは基本的にここに接岸することになると思います。

IMG 5530

そしてこちらがもう1枚のポスターで、ハンマーヘッドクレーンです。このクレーンを中心としてハンマーヘッドパークが整備されます。1914年に竣工した新港埠頭に設置されたクレーンで2001年までに88年間使用されていたそうです。関東大震災でも倒壊せずに残り今に至っています。そして2007年に近代化産業遺産に認定されました。

今までこのハンマーヘッドクレーンは遠巻きに見るしかなかったのですが、公園が整備されるとまじかで見ることが可能になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。