今回は日経平均カバードコールインデックスを調べてみます。
この指数は日本経済新聞社が算出している指数の一つで、日経平均株価を原資産としするコールオプションを毎月売った場合の指数です。
毎月のSQで清算して翌月のコールを売るというモデルです。コール売り対象のオプションの権利行使価格は日経平均より5%高いところの権利行使価格のうち、最も小さいものが対象のようです。つまり常に最低でも5%以上上のところを売ることになります。
実際に取引するためには、日経平均先物を買って、コールオプションを売ることになると思います。一般的にこの策はうまくいきそうな気買いするので、実際のパフォーマンスを調べてみます。
下のグラフは日本経済新聞社で公表しているヒストリカルデータを用いて書いたものです。日経平均に対してカバードコール指数が負けっぱなしなのが非常に気になります。
カバードコールインデックスに連動するETFがないか調べたところ、1565 日経カバードコール指数上場投信 なるものがあったようですが、2017/1/13で上場廃止になったらしいです。こんな負けっぱなしの指数じゃ仕方ないかもしれませんが、カバードコール自体はそれほど悪いやり方ではないので、これについては後日調査してみることにします。