(仮称)みなとみらい21中央地区37街区開発計画の状況

2019年5月5日に内容更新しました。

こんにちは。

長らく住宅展示場として利用されてきたみなとみらい37街区ですが、ついに開発計画が動き出すようです。

37街区開発計画とは

・高さ 150m
・敷地面積 10,100 平方メートル
・延べ床面積 123,000 平方メートル
・主な用途はオフィス、ホテル、店舗
・建築主 合同会社KRF48
・着工予定 2019年10月1日
・完了予定 2023年3月31日

みなとみらい大通りに面したところに高さ150mのオフィス・ホテル・商業の複合施設が建設されます。周囲には横浜美術館、ぴあアリーナMM三菱重工横浜ビルなどがあり、みなとみらいの中心部に位置しています。

商業施設は1階と2階に設けられます。3階にはカンファレンスルームやコワーキングスペースなどオフィスサポートが配置されます。オフィスは4階から18階となります。ホテルは上層部の20階から28階に配置されます。

イメージ図を見るとピアのアリーナに対して歩行者デッキが伸びているように見えます。

こちらのしりょうはKRF48が横浜市に提出した資料の一部です。ペデストリアンデッキについての記述があり、”将来横浜市が整備予定”と書いてあります。このデッキができると桜木町からデッキ経由でここまで来ることが可能になるでしょう。素晴らしいです。

公開空地も横浜美術館側に広く取ってあっていいですね。

用地取得の経緯

ヒューリックがみなとみらい中央地区37街区の土地を三菱重工から取得しました。その土地をケネディクスが作った特定目的会社KRF48に譲渡されていたのですが、そのKRF48にパナホームと鹿島が出資していたことがわかりました。出資比率はパナホーム40%、鹿島30%、ケネディクス30%となっています。

プレスリリースには
”両事業パートナーの参画により、本開発の具体化に向けた協業体制が整った”とあるので、これから計画が作られるのでしょう。
出資者がパナホームと鹿島という点が気になります。

鹿島とパナホームによる開発事業

鹿島は58街区のオフィスビル建設に出資しているため、これで2棟目になります。清水建設は賃貸用にすでに1棟竣工し、もう1棟建設中です。

東京だと客である不動産会社の賃貸ビルが多数あるため、競合となり賃貸ビルの建設がし辛いけど、横浜なら不動産会社の賃貸ビルは少なく建設会社が自社で建ててもあまり競合しないという算段があるのでしょうか?

一方のパナホームですが
IR資料に”国内新設住宅着工の減少を見据えた事業構造の適正化”、”新築請負(低層戸建)偏重から脱却”
とか書いてありますので、その布石なのかもしれません。

この街区の過去のいきさつ

ここには本来は三菱重工横浜ビルと同じビルがもう1本立ってツインタワーを形成するはずでした。しかしそれは実現せず、立つはずだったビルは今、品川駅前に立っています。その後、長いこと住宅展示場という暫定施設のまま放置されていたのですが、数年前に再度ツインタワー計画が持ち上がりました。

高さ165m、地上32階のなかなかの規模のビルになる予定でした。合弁会社の三菱日立パワーシステムズが入居するために建設が予定されたのですが、三菱と日立で仲たがいして頓挫。
そうこうしているうちに三菱重工の業績が悪化、MRJの大幅遅延と客船事業の大失敗の穴埋めのために資産売却を進め、その一環として三菱重工横浜ビルとその隣の土地をヒューリックに売却しました。

その後ヒューリックはケネディクスに転売して現在はケネディクスが開発を進めるようです。
二転三転した開発計画ですが、二転三転したのは三菱重工なのでケネディクスの計画に期待したいところです。

着工は当初2020年とされていたのですが、2019年に前倒しになりました。しかも着工が決定したので一安心です。着工までに間が空いていると、それまでに景気が悪くなったりすると白紙に戻ったりすることがありので、いささか心配でした。

過去には、セガの大規模開発(現在の資生堂、京急本社、鹿島のオフィスビル、本町小学校のすべてを合わせた街区)、CSK本社ビル(現在の神奈川大学みなとみらいキャンパス予定地)、Wホテル(現在のマリーンアンドウォーク)、モリモトのオフィスビル(現在のニトリ・BMW・ポルシェが入っている商業施設)等が発表されては消えていきました。

野村ビルも当初予定は150mのビルだったのですが、計画変更で100m以下になりました。横浜三井ビルも当初より低くなりました。

37街区の現状

交差点の奥に1戸建てが見えますが、ここが住宅展示場です。ここに高さ150mのビルが建ちます。右手の三菱重工ビルと同じ高さのビルができることになります。イメージ図からすると三菱重工ビルよりも幅がありそうですね。その分横浜美術館側には空間を設けるのだと思います。

なかなか油断ならない37街区ですが、建設が着工するまで見守りたいと思います。

2019年5月4日の状況

建築計画のお知らせの看板が立っていました。

名称はやはり仮称のままですね。建築主は合同会社KRF48のままです。高さ150mの計画もそのままのようです。着工は2019年10月1日からです。

こちらは引きで撮った写真です。建築計画は左の看板。右の看板は解体工事のお知らせです。現在この地は住宅展示場として使用されています。展示場として建物を建てている住宅メーカー各社が解体工事計画を出しています。

解体工事は2019年8月10日からのようです。1社だけ6月10日なのですが。ということは8月10日までにはこの住宅展示場は閉鎖されることになるのでしょう。

工期が三年半と長いのがいささか気になりますが、定期的にチェックしていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。