みなとみらいの空室率と賃料相場2018年5月分

こんにちは。

今日も怒涛の開発が進むみなとみらいですが、オフィスビルの空室率と賃料を調べてみました。

データは三鬼商事が発表しているデータを使用しています。

直近一年分データをグラフにして物が上のグラフです。

空室率が2017年6月に跳ね上がっていますが、これは東急不動産がテナントゼロのまま竣工させたオーシャンゲートみなとみらいの影響によるものです。それまで4%台の空室率だったものがいきなり倍の8%台になってしまいました。従来のみなとみらいのオフィスビル建築ではありえないことをやってのけたのですが、東急不動産はいったい何考えているのでしょうか?

さて、オーシャンゲートみなとみらい竣工によって跳ね上がった空室率ですが、徐々に低下してきています。また、今年の2月から平均賃料が上昇しています。とてもいい傾向ですね。空室が減って賃料が上がる。いい循環だと思います。

このまま空室率が下がっていってほしいものです。

直近では資生堂のグローバルイノベーションセンターが最初に竣工しますが、これは自社ビルなので賃貸市場には影響がありません。むしろ関連会社が進出して空室率が下がる方が期待されます。

京急本社、村田製作所なども自社ビルなので、空室率は下がりこそすれ上げる方向には作用しないと思います。

計画されている賃貸ビルでは、清水建設の横浜グランゲートと、鹿島の横浜ゲートタワー、Kアリーナプロジェクトのオフィス棟、KRF48の複合施設があります。

横浜グランゲートは距離が少しありますが横浜駅直結のビルになりますし、横浜ゲートタワーは規模も大きく、横浜駅にも近く、保険会社が名を連ねていたと思うので、テナント探しは何とかなると思います。Kアリーナが地理的に不利な場所だと思うのですがどうなんでしょうか?KRF48の複合施設は少し微妙な位置のような気もしますが、桜木町からデッキでつながるし、みなとみらい駅からも近いので何とかなるでしょう。

街の発展と経済動向を見るうえで空室率と賃料相場は重要だと思うので、これからもチェックしていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。