こんにちは。
米国株式市場を調べる上でセクターという言葉ができてきます。このセクターにはどのような分類があるか調べました。
MSCIによる産業分類
MSCI(Morgan Stanley Capital International )が産業分類を行ったGlobal Industry Classification Standard)がよく参照されるようです。MSCIの説明資料によると、
- 11のSECTOR
- 24 INDUSTRY GROUP
- 68 INDUSTRIES
- 157 SUB-INDUSTRIES
という階層のようです。
MSCIのセクター分類
このうち最上位のセクター分類がよく聞かれるセクターになります。この内訳は次の通りです。
- Energy エネルギー
- Materials 素材
- Industrials 資本財・サービス
- Consumer Discretionary 一般消費財
- Consumer Staples 生活必需品
- Health Care ヘルスケア
- Financials 金融
- Information Technology 情報技術
- Telecommunication Services 通信サービス
- Utilities 公益事業
- Real Estate 不動産
日本のTOPIXの分類とはまた違った印象を受けます。特に一般消費財や生活必需品などかぶりそうな内容がわかれていたり、通信サービスも情報技術に含まれるのではないかと思ったりします。
日本の分類
ちなみに日本のTOPIXの分類だと次のようになります。
- 食品
- エネルギー資源
- 建設・資材
- 素材・化学
- 医薬品
- 自動車・輸送機
- 鉄鋼・非鉄
- 機械
- 電機・精密
- 情報通信・サービスその他
- 電機・ガス
- 運輸・物流
- 商社・卸売
- 小売
- 銀行
- 金融(除く銀行)
- 不動産
となっています。経済構造の違いなのでしょうか?このほか東証業種別株価指数(33業種)などもあります。
MSCIの区分だと少ない気もするのですが、33業種もあると多すぎる気もするのでこの辺のバランスをとってTOPIXは17業種程度なのかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。