こんにちは。
先日大さん橋で行われた、ダイヤモンドプリンセス船上見学会の様子をお伝えしたいと思います。
また、過去に乗船した飛鳥Ⅱ、MSCスプレンディダとの比較のコメントも書いてみます。
ダイヤモンドプリンセスとは
プリンセスクルーズが運営する客船です。
三菱重工が建造した客船で、うたい文句としては”日本生まれの大型客船”です。客室の大半がバルコニー付きとなっています。
乗船までの流れ
大さん橋で受付をして乗船します。ダイヤモンドプリンセスはこの日横浜港に寄港して、1つの航海が終わりました。
たくさんの乗客が岐路につく中我々は乗船の受付を行います。この日はいくつもの旅行会社の受付のブースがありました。我々も旅行会社経由での申し込みです。
人数が集まったところで乗船を開始します。
ロビー
セキュリティチェックを受けた後で始めに入る場所がロビーです。吹き抜けの空間で様々なイベントが行われます。
見学は各団体ごとで回るのですが、スーツ姿の集団とかもいました。きっと旅行会社の社員の集団なのでしょう。ちょっとうらやましいような気もします。
天井には特徴的な飾りがあります。
MSCスプレンディダのスワロフスキーの階段を見てしまうといささか物足りなさを感じますが、派手すぎず落ち着いていい感じだと思います。
なぜか絨毯のぐるぐるが気になりました。
日本人形も置いてありました。
ロビーは当然ですが綺麗な印象でした。船内に縫製工場があり絨毯とかは船内で補修するそうです。
レストラン
複数あるレストランの1つを見学しました。落ち着いた広くはないのですが落ち着いた印象です。
スプレンディダ、飛鳥Ⅱともそれなりに広かった印象がありますが、ダイヤモンドプリンセスは小ぶりな感じがします。
メニューです。英語メニューもありますが、日本語メニューもあります。
こちらは寿司屋です。
こちらはイタリアンの店内の写真です。サービスの質を保つため、一定数以上の客は入れないそうです。
メニューです。
入り口です。
そして店内です。
カジノ
きれいな感じです。現金のみ使用可能だそうです。もちろん米ドルです。
バーカウンターです。営業時間外なのでシャッターが降りていますが、なんか素敵ですね。
カジノのテーブルです。またしてもスプレンディダとの比較になるのですが、あの船ではカジノスペースがタバコ臭くて嫌でした。でも、カジノを通らないと移動できないところがあったりしたので、仕方なく何度か通った記憶があります。(正確にはカジノを通らなくても移動はできるのですが、遠回りでかなり面倒なのです。)
その点ダイヤモンドプリンセスではそのようなことはなく、むしろ清潔な印象を受けました。バーカウンターもあって雰囲気を楽しむだけもいいような気がします。
こちらはカジノで行われるイベントのスケジュールです。
バー
落ち着いた感じで広めのバーが複数あります。
こんな感じです。写真だと外の景色が白とびして見えませんが実際には下の写真のように見えます。
こんな感じで外の景色を見ることができます。窓の外は出来になっていて外を歩くこともできます。
こんな感じで休めるスペースがたくさんあり落ち着いたいい雰囲気です。
外に出るとこんな感じです。デッキが船の周りを1周していて、散歩をすることもできます。デッキチェアもあってすることもできます。この辺も個人的には気にいっています。
最近アジアに配信されたMSCスプレンディダに乗ったことがあるのですが、こういうデッキはありませんでした。スプレンディードはダイヤモンドプリンセスより一回り大きい感じの客船ですが、船を一周するデッキはなかったと思います。正確に言うとあるのですが、ヨットクラブのメンバーでないと利用できなかったりする区画があるため、一般人では船を一周することができません。また船首に行くこともできません。
ダイヤモンドプリンセスなら船を一周するデッキがあり、ガイドの人の話では、航海中散歩をする人が多いとのことです。飛鳥2でもデッキで1周することができたので、できる船とできない船があるようです。この辺は乗船前に確認された方がいいと思います。気分の問題ですが、1周できるのとできないのでは大きな違いがあると思います。1周できない方はなんとなく狭苦しい感じがします。スプレンディダは大きい船ですが、外に出られる区画が少ないため少々開放感にかけた感じがしました。何より特定の方向が見えないというのが嫌でした。その辺を解消するのがこの手のデッキだと思います。
飛鳥IIはデッキがありましたが、ここまで幅が広くはなかったような気がします。ダイヤモンドプリンセスはデッキチェアがあるくらいですからそれなりに幅があり、何より天井部分も幅が広いので天候によらず楽しめそうな気がします。特に日差しが厳しい時は有効だと思いました。
別のバーの写真です。
最上階のバーはこんな感じです。
ここの特徴は横見はみ出している部分があって、そこから船首方向が見えるということです。
小さくて分かりづらいですが、左手の方からちょうどマリーンルージュが来たところです。こんな感じで船首方向の景色が見えるというのは面白いと思います。ちなみにこの最前列からは真下に海を見ることもできます。つまりちょうど海の上にいる感じですね。面白いと思いました。
劇場
作業中とのことで、脇からしか見えませんでしが、劇場も当然あります。ガイドの話だと、ここが一番見せたかったらしいのですが、脇からチラリと見る程度しか見られませんでした。
浴場
数少ないレア設備です。日本向けの船だからこそ装備されています。外国船で浴場があるのはダイヤモンドプリンセスだけです。
ダイヤモンドプリンセスに設置されている浴場は2つあります。
1つはこちらの糸杉です。意味はよくわかりません。
もう一つはこちらの岩です。
半露天風呂です。
こちらはメインの風呂。ジャグジー的な感じです。
浴場前のフロントにはこんなものがありました。
白鳥ですかね?タオルじゃなくてティッシュか何かで折られているように見えましたが、詳細は不明です。
屋上プール
屋上にはプールがあります。天井ありとなし版です。大きなモニターが設置され、ポップコーンやピザを食べながら楽しむことができるそうです。
こちらは天井がある方です。
ガラス天井なので、開放感はそれなりにあります。
全体的な感想
全体的に船内は落ち着いた印象を受けました。ただ、少々窮屈な印象を受けました。地中海で乗船したMSCのスプレンディダではそのような圧迫感は感じなかったのでその点が一番気になりました。あえてそういう作りにしているんでしょうけど。
と、ここまで書いて調べ直したのですが、
小型船を思わせる落ち着いた雰囲気の中でお食事をお楽しみいただけるのが魅力です。
と書いてありました。そうです。あえて広く見せない作りになっていたわけです。何故かといいますと、客船は大型船よりも小型船の方が一般に高級とされるからです。数千人が乗れる規模の大型客船よりも数百人程度の客船の方が高級とされます。ダイヤモンドプリンセスはこの辺を意識した作りになっているようです。レストラン以外のパブリックスペースも落ち着いた作りになっていますが、それはこういう理由からだったんですね。
個人的にはダイヤモンドプリンセスのような落ち着いた雰囲気の船の方がいいです。
来年ダイヤモンドプリンセスに乗船する予定なのですが、乗船前に色々見ることができてよかったです。この手の体験乗船会は結構行われているので、興味がある方は申し込んでみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。