日銀の当面の金融政策について

日銀の金融政策について調べる

イールドカーブコントロール

長期金利が0%程度で推移するよう長期国債の買い入れを行う。金利が上がるようなら国債を買い支える。金利が下がったら国債買い入れを減らすのだろう。実際イールドカーブコントロール導入後に金利が下がり続けた際、買い入れ額をちょっとだけ減らした。これが市場へのサインなのだろう。減少額は数百億で数千億買っていることを考えると大したことはない。だが、いい気になって買い進めていた連中には効果があるらしい。

資産買い入れ

この記事を書くきっかけになったもの、ETFを年6兆円買う話。ニュースなどで聞いていたが、一体いつからいつまで買うのか疑問に思った。政策変更(3兆→6兆)にした時からか?はたまた年度初めからか?とか考えたがわからん。ネットで調べてもズバリの回答もなかった。

そのため、日銀に問い合わせてみた。結論から言うと声明の通りで”年間約6兆円に相当するペースで増加するよう買い入れを行う”ということ。つまり、いつからいつまでではなく、年6兆円で増加するペースで買うという事。ペースは毎日という事はないだろうから、せめて月単位か?6兆÷12ヶ月=5000億。つまり毎月5000億くらい買うという事。ただし、”年間”、”ペース”なので、毎月一定であるとは言っていない。四半期で1.5兆かもしれないし、半年で3兆円かもしれない。

自由度を持たせるためにはこの程度のボカシは仕方ない。要はそれだけ買うから安心しろよということか。あるいは、売るなら覚悟して売れよという事か。