こんにちは。
財務省の金利データから、2017年7月30日時点のイールドカーブを描いてみました。
250日営業日前と比べるとイールドカーブが立ってきています。ただ、直近数か月は落ち着いているようです。10年物金利は概ね0から0.1%程度の間で収まっているようです。日銀のイールドカーブコントロールが効いているのでしょう。
250営業日前と比べると明らかに水準が変わっていることがわかります。特に長期金利が上がっています。もっとも上がったといってもその差は1%にも満たない数字ですが。ただ、250営業日前は20年以上先の金利がほぼ同じでフラット化しており、何やら異常な感じがしますね。それから比べると現在はだいぶ正常な形に近づいているのかもしれません。あくまで形だけで、金利水準は大幅に低いと思いますが。
内閣府の資料によると日本の潜在成長率は0.8%とのこと。潜在成長率と金利の関係についての経済学的な関係は知りませんが、インフレが進まないと仮定すると、低成長の経済では資金需要が増えるとは思えず、必然的に金利は高くならないと思うので、日本は低金利のままなのだと思いました。