(内容追加)ついに決定!53街区開発計画

こんにちは。
過去に何度も公募がありながら決まっていなかった53街区の開発計画がついに決まりました。

計画概要

まずは大林組のニュースリリースにあったイメージ図です。右手の高いビルがWEST棟、左手のビルがEAST棟になります。

事業者は大林組、京浜急行電鉄、新日鉄興和不動産、ヤマハの4社の企業連合です。
2棟のオフィスビル(WEST棟、EAST棟)構成で、WEST棟が153m、EAST棟が85.5mの予定です。

WEST棟
高さ153m、地上28階
25~28階がホテル
9~24階が賃貸オフィス
5から8階 自社オフィス
4階 全体共用
3階 カンファレンス、小ホール等にぎわい施設
2階 店舗、オープンアトリウム
1階 駐車場、店舗、オープンアトリウム

EAST棟
高さ85.5m、地上15階
4~15階 オフィス
3階 オープンイノベーションスペース、オフィス、店舗
2階 店舗
1階 駐車場、店舗

敷地面積 20,620.33m2
延べ床面積 182,825m2
工期は2020年12月~2023年11月
総投資額は1,100億円

イメージ図からわかること

イメージ図はみなとみらい大通りから見たものと思われます。イメージ図から下のような配置になるように思われます。

この予想通りなら、新高島駅側にそれなりの規模の広場ができるように思えます。

このイメージ図から思うところを描いてみました。まずEAST棟は低いながらも奥行きがありそうです。屋上には植栽が書いてあるように見えるので、もしかしたら屋上庭園があるのかもしれません。そしてわかりづらいのですが、EAST棟の手前にデッキのようなものが描かれています。左に行くと横浜グランゲートの方になりますので、そこでデッキレベルで接続するのでしょう。

そしてデッキと思われるところから階段が降りています。これで地上に降りられるのだと思うのですが、そこからのみなとみらい大通りと思われる道路まで何もありません。

もしかしたらかなり大きな広場が用意されるのかもしれません。周囲をビルに囲まれる場所にあって、かつ、新高島駅の出入り口に当たるところなので、広場があるというのはデザイン的にかなり良いです。事業者側からすると広場よりビルの床面積を増やした方が儲かると思うのですが、そういうことはせずに広場にするあたりが街のことをよく考えているという気がします。

こちらがデッキと思われるイメージ図です。ウッドデッキでしょうか?上のイメージ図で書いたガラスの天井があります。もしかしたらこのデッキも広場付近でかなり広い構造になっているのかもしれません。

こちらがもう1つのイメージ図です。方向がわかりにくいと思うのですが、すずかけ通り側のように思われます。つまりイメージ左側がみなとみらい大通りに当たると思います。オフィスエントランスになるのでしょうか?低層部の装飾はウッディーな感じでいいですね。

個人的にはオフィス+商業+ホテルの複合施設を期待していたので、その点では良かったです。ただ、もう少し高さが欲しかったですね。この街区は300mの高さまで建物を建てられるので、せめて200mは欲しかったです。

ただ、何より重要なのは53街区が開発されないとグランモール軸が完成しないので、計画が決まったのは良いことだと思います。


現在広大な野原になっていて、ある意味貴重な気もしますが、ここが開発されないとみなとみらい歩道橋とグランモール軸がデッキレベルで接続できません。
ここが接続されるとかなりの人の流れができるはずです。さらに周辺に整備されるコモンスペースで多彩なイベントの開催が予定されているようなので、完成するとかなりの賑わいになることが期待されます。

選考結果について

今回の計画の提案内容についての横浜市の評価は次の通りです。

事業主体については”オフィス・ホテル・商業施設等が入居する大型複合施設の開発 実績を有しており、財務面でも十分な事業基盤が整っている”ということで、”極めて優れている”という評価でした。

みなとみらい21の開発方針に合致しているかどうかという点については、”商業施設やにぎわい施設、オフィス、オープンイノベーションスペー ス、ホテル等が計画されており、具体的かつ詳細で提案内容として熟度が高い”ということで”特に優れている”という評価でした。

十分な魅力や斬新さを有し、都市ブランドの向上、地区のイメージアップ、にぎわいや文化芸術の創出、 地域経済等への貢献が期待できるか。オープンイノベーションを生み出すエリアの活性化へ寄与するか。という点については、”構成企業の本社機能の一部入居等による就業者数の増加が見込まれ、 音楽関連の機能を生かしたにぎわいの創出、オープンイノベーションの取組等に具体性がみられる”ということで”極めて優れている”という評価でした。

事業スキームや資金計画が長期的に安定なものかどうかという点については、”土地については一筆共有で、建物については、専有部を各社が区分所有とし、事業費については、企業グループ 4社による全額自己資金とする計画で、具体的かつ堅実である”ということで”特に優れている”という評価でした。

施設計画はまちづくりのガイドラインや規定の趣旨を十分考慮しているかという点については、”地区のまちづくりの考え方をよく理解し、熟度の高い計画となっているという”ということで”特に優れている”という評価でした。

建物内の施設配置や動線計画(地区施設等を含む。)は適切なものとなっているかという点については、”主要な軸とのつながりへの意識だけでなく、周辺街区との一体開発を意識して公共空間を配置している”とのことで”特に優れている”との評価でした。

以上、評価が極めて優れているもしくは特に優れているものを挙げてみました。このうち私が特に気になったのは次のものです。

”構成企業の本社機能の一部入居等”

これについてはヤマハのことを言っているようです。WEST等に自社オフィスとある区画があるので、そこはヤマハが入るのでしょう。

横浜市のプレスリリースによると、

  • テナントについても多数の企業から関心表明書を取得している
  • 商業施設、ホテルの運営も構成企業が自ら行う
  • 音楽による街づくりプロジェクトでの地域コミュニティの醸成

なども評価のポイントとなったようです。

”土地については一筆共有”、”事業費については、企業グループ 4社による全額自己資金とする計画”というあたりも個人的には気に入りました。開発後に売り払ったりしない感じがします。

みなとみらいにはまだ開発が決まっていない区画がいくつかありますが、主要軸(キング、クイーン、グランモール)上での開発はこれで概ね決まったことになり街全体の完成度が上がっていくことになるでしょう。

続報が入ればまた更新したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。