ケースシラー住宅価格指数 2017年9月分までの時系列データ

S&P/ケースシラー住宅価格指数は米国の主要都市の一戸建て住宅の価格変化を指数化したものです。米国では住宅はライフステージに応じて買い換えるものとされ、そのため、中古住宅市場も整備されています。また、住宅価格に応じて住宅を担保としたローンの借り入れ額が増減するため、住宅価格が上がるということは個人の与信が増えることを意味します。そのため、住宅価格が上がると個人の資産が増え消費が喚起されることが期待されます。米国のGDPで最も多いのは個人消費ですから住宅価格が上がることは米国経済の行方に大きな影響を与えます。

指数の値は2000年1月の価格を100としたものです。

ここでは主要20都市住宅価格指数を取り上げます。

直近の数字は2017年11月公表分で、2017年9月分の指数が203.5、前年同期比6.2%の増加でした。2013年から2017年までの時系列データをグラフ化したものがしたものグラフです。

見事なまでの右肩上がりです。なんとなく季節性があるように見えます。

次のグラフは前年同月比です。

増加率に変動があるものの、米国の住宅価格は堅調に推移していることがわかります。羨ましい限りですね。買った住宅の価格が右肩上がりで何年も上がり続けるなんて日本人からしたらとても羨ましい状況と言えます。こんな経済ならば、家は資産と言えるのではないでしょうか?働いて資金ができたら株を買い、まとまった資金ができたら家を買う。株と家の値上がりでさらに資産が増えるといった感じでしょうか?