2019年8月19日に内容更新しました。
こんにちは。
リクルートが発表している住みたい街ランキングで横浜が初めて1位になったそうです。
1位が横浜、2位が恵比寿、3位が吉祥寺だそうです。
ですが、このランキングはいつも疑問に思っています。駅名としての横浜と投票した人のイメージしている横浜は違うのではないかと。
ということで、今日は横浜駅周辺の再開発情報をお届けすることにしました。普段はみなとみらいの開発情報をお届けしているのですが、再開発が進行中の横浜駅の西口駅ビルもだいぶ高さが出てきたので書いてみることにしました。
目次
横浜駅
まずは横浜駅です。
私は初めてこれを見たときは衝撃を受けました。なんじゃこりゃって感じです。この写真は横浜駅きた西口にあたります。
交通政策審議会の”東京圏における今後の都市鉄道のあり方について”という報告書において”6社局の鉄道事業者が乗り入れる、東京圏南西部の拠点駅”と記述されている我らが横浜駅ですが、こんな場所もあるわけです。
JR横浜タワー完成予想図
2018年11月22日に発表されたJR東日本のプレスリリースによると(仮称)横浜駅西口開発ビルの正式名称が”JR横浜タワー”に決まったそうです。
まずは完成予想図です。
低層部が店舗で高層部がオフィスの複合ビルです。私はこの計画が発表されたときはてっきり高島屋が移転してくると思っていました。横浜高島屋が入居している現在の建物は築年数もかなり経っていると思います。しかもあれほどの規模の百貨店を閉店してまで建て替えることはほぼ不可能なうえに、横浜駅前で大規模開発が行われること自体、もうないと思うので、移転するならこれが最後のチャンスだと思っていたんですが。
JR東日本のプレスリリースによると、商業施設の中核はNEWoManになるそうです。そのほか、CIAL横浜、T・ジョイ横浜が入るそうです。鶴屋棟の方はホテルメッツと、CIAL、そしてJEXERフィットネスが入ります。
商業施設の上にオフィスが建ちますが、商業施設に比べると規模は小さいですかね。
東側から見たイメージ図です。屋上庭園が見て取れます。
当初予定は横浜駅ホーム上にも施設を設置し東西を結ぶ計画だったのですが、東日本大震災により計画を見直して規模が縮小されました。ビルも低くなりましたし、東西を結ぶ施設もなくなりました。できていれば東西の行き来が楽だと思うのですが。
上から見た配置図です。左にある鶴屋町棟は駐車場の計画でしたが、最新の計画ではホテルと商業施設が追加されています。
まあ、離れているとはいえ横浜駅直結で駐車場だけってのは勿体なさすぎると思っていました。
変更後の計画はこちらです。
外観イメージはモダンな感じですね。
さて、本題の横浜駅西口駅ビルの建設状況です。西口にはほとんど行かないので写真が少なくて申し訳ありません。
2017年6月の状況
2017年6月の状況です。東日本大震災を経て建設計画が見直されて、着工も当初予定から遅くなりました。当初のパートナーである東急も手を引きJR単独の開発になりました。長いこと既存の建物の撤去と基礎工事をしていたためノーマークだったのですが、地上部分が結構たってきたので撮影しました。
2017年10月の状況
買い物のために西口に行った際に撮影しました。だいぶ建設が進んでいます。
2018年3月の状況
高さはそれほど高くなっていないようですが、横方向の建設が進んでいます。
同じ日の別アングルです。3つあるクレーンのうち右手のクレーンの場所はオフィス用高層部でしょうか?
2018年5月の状況
結構高くなってきました。低層部の商業施設棟はこれで最上階まで達した感じでしょうか。
オフィス棟部分はまだこれから伸びます。
低層部の拡大です。横浜駅という看板が付いています。
2018年6月の状況
結構伸びてきました。これは北口からモアーズに向かう道で見上げて取りました。最高高さは135mほどなので、それほど高くはないのですが、建物が細いせいか、高く見えます。
こちらはいつもの高島屋前からの撮影です。低層部も商業施設部分がかなり大きいことがわかります。
2017年7月13日の状況
今回は趣向を変えてみなとみらいから見える横浜駅を撮影しました。いつもの高島屋前より伸びている実感が湧きやすいと思います。
こうして見ると結構な高さまで伸びていることがわかります。が、右手に見える横浜ダイヤビルや、ナビューレ横浜に比べるとやはり低いですね。横浜ダイヤビルの方が手前にあることを考慮してもやはり高さ130mだと迫力が足りないですね。再開発といっても駅ビル1つだとやっぱり何か物足りないですね。丸の内みたいに1つビルが建て替えられると玉突きで開発が進む感じだといいのですが、横浜だとそこまでの需要がないですかね。
2018年10月20日の状況
ちょっと遠いですが、オーケーみなとみらいの方から撮った写真です。
結構伸びてきました。そろそろ最上階に達する感じでしょうか?
しかし再開発といっても高層ビル一棟だけだとなんだか寂しいですね。実際には鶴屋町棟とかありますが、やっぱりパッとしない感じです。何棟か経つと景色がだいぶ変わるのですが。横浜駅西口はオフィス環境としてみた場合、みなとみらいと比べると見劣りするので仕方ないのでしょうが。
2018年11月23日の状況
大分建設が進んできました。これは横浜駅西口からの写真ですが、商業施設部分は概ね躯体ができたようです。こうしてみると結構な規模感です。それに比べるとオフィスはちょっと規模が小さいでしょうか?1フロア当たりの床面積が少なそうです。
2019年2月4日の状況
久しぶりの更新です。ランドマークタワーの展望台スカイガーデンからの撮影です。
クレーンが建っているビルが横浜駅西口再開発ビルです。高さ的にはこれで打ち止めのようです。手前に見える横浜三井ビル、その後ろの横浜スカイビルともに150m級のビルですが、それと比べると物足りないですね。
横浜駅西口にもう少し高層ビルが増えると様になるのですが、次に大きいのが写真左手のベイシェラトンくらいですからね。低層部にできる商業施設に期待しましょう。
2019年3月30日の状況
バスで首都高を移動する機会があったので撮影してみました。こちらの写真は裏側?というか西口側の様子です。
普段は建設現場のそばから見上げることが多いのですが、その場合だと近すぎて上の方がよく見えません。しかし今回は首都高から撮影したので、上層部の様子もよくわかります。西側には窓ができない感じですね。見る気なしって感じでしょうか。
バスからの撮影なので写り込みが少しあるのはご容赦ください。これは北側からの写真です。つまり写真の左側が東で横浜港の方向、右側が西でヨドバシとかがある方向です。筋交いがよく見えます。
こちらは横浜駅西口を移動中に撮影したものです。建物の外観は概ね完成でしょうか。駅ビル部分もできつつあるようです。看板も入り始めました。建物自体はまだ工事中ですが、とりあえず横浜駅の表示だけは先行して作った感じですね。でも、横浜駅の表示が思ったより小さいのが気になりますが。
長期間にわたる大工事の割には外観上の変化が少ない横浜駅の再開発ですが、私をはじめとする一般人にとっては馬の背の解消が最大の効果なように思えます。現時点でも一部解消されて通行可能になっていますが工事中故まだまだ不便なところが多いです。
いかがでしたでしょうか?写真の数も少なく見づらくてわかりにくいと思いますが、着々と建設が進んでいます。これに合わせて横浜駅からダイヤモンド地下街に向かうアップダウンの通路、通称”馬の背”の撤去工事も行われています。
完成は2020年とまだ先ですが、その頃には万年工事状態の横浜駅の工事もひと段落するのでしょうか?
2019年8月19日の状況
外観の変化はもうないのですが、内部はまだまだ工事中です。
横浜駅の中央改札と、ダイヤモンド地下街を連絡する通路の工事が進められています。上の図で、赤い通路がダイヤモンド地下街と連絡する通路にあたります。以前は暫定的に利用できたのですが、青い矢印の通路のほうが開通したため、閉鎖されて工事が行われています。
この図を見てようやく理解したのですが、横浜駅の中央改札から西口に行くルートは青い矢印の地上・相鉄ジョイナス・高島屋に向かうルートとなり、赤い矢印はダイヤモンド地下街に向かうルートになるようです。
これでようやく馬の背が解消されることになるわけですが、完成するのは12月頃なので、もう少し待つ必要があります。完成したら見に行ってみたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。